終了宣言。
ここにきて、僕のジャーナリストになりたいという希望を捨てることを宣言する。
今までのぱっとしない記事、そして何よりも書いていて全く踊らぬ自分の胸を鑑みて、僕はもともとジャーナリストに心からなりたいと思ったことなどなかったことに気づいた。才能がないだけではない。気質がないのだ。ただ父という存在が、矢印をもたぬ僕の頭に、ジャーナリストという職業を思い付かせていただけに過ぎなかったのだ。だからもう嫌な文章は書かない。正直、清々した。
僕の読んでいる小説に、サマセット・モームの「人間の絆」という作品がある。そこに出てくる主人公の青年は画家の道を目指していたが、ある日、自分の才能に疑いを向けるようになる。そこで、彼は勇気を出して有名な画家の先生に自分の渾身の作品を見てもらい、自分の才能の有無を訊ねた。すると、その先生はこう答えた。
「君には一流の才能はない。しかし、手先は器用だから金持ちの肖像を描く二流画家として食べてはいけるだろう。だからいっておく。今すぐこの道には見切りをつけて、何か他の道に自分の才能を見いだしていった方だいい。もし自分が君の若さでこのアドバイスを受けていたら、喜んですぐに他の道を探しにいっただろう。」
青年は、パリの場末のバーでたくさんの道に破れた者たちを見てきた。彼らは皆、自分の中にある才能を信じ続け、それが存在しないと気づいたときには、もうすでに年を取りすぎていた。彼はこのアドバイスに従い、2年間の修行の後に、画家を諦めて故郷に帰った。
青年は、今の僕とちょうど同じぐらいの年齢だ。
実は、その続きはまだ読んでいない。彼はいま医者の道を選び、医学校に通っているところだ。しかし、彼が医者になるのかは僕にはまだわからない。早いうちに読み終わって、彼の人生からヒントをもらわなければと思っている。どのみち、僕もはやく次の道を探し、またぶつからなければならないのだろう。
ちなみに、これからも日記や趣味として、気が向いたら更新していく。
ただ、今度は自分のためだけに。
ここにきて、僕のジャーナリストになりたいという希望を捨てることを宣言する。
今までのぱっとしない記事、そして何よりも書いていて全く踊らぬ自分の胸を鑑みて、僕はもともとジャーナリストに心からなりたいと思ったことなどなかったことに気づいた。才能がないだけではない。気質がないのだ。ただ父という存在が、矢印をもたぬ僕の頭に、ジャーナリストという職業を思い付かせていただけに過ぎなかったのだ。だからもう嫌な文章は書かない。正直、清々した。
僕の読んでいる小説に、サマセット・モームの「人間の絆」という作品がある。そこに出てくる主人公の青年は画家の道を目指していたが、ある日、自分の才能に疑いを向けるようになる。そこで、彼は勇気を出して有名な画家の先生に自分の渾身の作品を見てもらい、自分の才能の有無を訊ねた。すると、その先生はこう答えた。
「君には一流の才能はない。しかし、手先は器用だから金持ちの肖像を描く二流画家として食べてはいけるだろう。だからいっておく。今すぐこの道には見切りをつけて、何か他の道に自分の才能を見いだしていった方だいい。もし自分が君の若さでこのアドバイスを受けていたら、喜んですぐに他の道を探しにいっただろう。」
青年は、パリの場末のバーでたくさんの道に破れた者たちを見てきた。彼らは皆、自分の中にある才能を信じ続け、それが存在しないと気づいたときには、もうすでに年を取りすぎていた。彼はこのアドバイスに従い、2年間の修行の後に、画家を諦めて故郷に帰った。
青年は、今の僕とちょうど同じぐらいの年齢だ。
実は、その続きはまだ読んでいない。彼はいま医者の道を選び、医学校に通っているところだ。しかし、彼が医者になるのかは僕にはまだわからない。早いうちに読み終わって、彼の人生からヒントをもらわなければと思っている。どのみち、僕もはやく次の道を探し、またぶつからなければならないのだろう。
ちなみに、これからも日記や趣味として、気が向いたら更新していく。
ただ、今度は自分のためだけに。
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